一緒に帰ろうって言ったのは、不安だったからなんだね?
帰宅早々、自分の部屋に入ったよっすぃ〜が泣き出した。
今まで…病気がわかってから今まで絶対に泣かなかったよっすぃ〜だけど
抑えていたものを吐き出すかのように泣き出したんだ。

「泣いていいよ? 思いっきり」

わたしにはそう言ってあげるしかできなくて、
ただただよっすぃ〜を抱きしめ続けたんだ。

「真希ちゃん、怖いよ」
「うん、怖いよね」
「そばにいて?」
「いるよ? 大丈夫」

ぎゅうっと私の服をつかんで泣くよっすぃ〜。
よっすぃ〜の心の中を、私はのぞくことができない。
こうやって「怖い」って言って泣くけれど、
きっと全部出してるわけじゃないはずで。
だって、どれだけ不安だろう。
たったの19年しか生きてないんだもん。
歌手が…
歌うことを生業とする人が声をうしなうことな悲しさや恐怖は
私なんかが想像することは絶対に無理だから。
私ができること、それはただ、そばにいてあげることだけだから。



次の日、よっすぃ〜は入院した。
手術の日に休みをもらいたかったから、今日は仕事。
途中で何回もメールが来た。
私が不安に思わないための配慮なんだろうな。
『入院したよ』
『早速検査だ』
『かわいい看護婦さんがいた』
『注射痛かったよ』
こと細かく報告してくれる。
三つ目のは余計なんだけどね。
この日の私のスケジュールは夜中までびっしり入ってたから、
こうやってメールを入れてくれるのは正直うれしかった。
そしてやっとのことで、日付が変わるころ、私の仕事が終わった。

[★高収入が可能!WEBデザインのプロになってみない?! Click Here! 自宅で仕事がしたい人必見! Click Here!]
[ CGIレンタルサービス | 100MBの無料HPスペース | 検索エンジン登録代行サービス ]
[ 初心者でも安心なレンタルサーバー。50MBで250円から。CGI・SSI・PHPが使えます。 ]


FC2 キャッシング 出会い 無料アクセス解析