夜。家に帰ったら、よっすぃ〜がいなかった。
家族の誰も知らない。
『心配しないで。夜には帰るから』
そんなメールが一通来ただけ。
どこに行ったんだろう。
手術が怖くて逃げた?
まさかねえ。
携帯に電話しても繋がらなくて、
ねえ、どこ行ったの?

22時、23時…。

時計はどんどん過ぎていって…。




「ただいま」

日付が変わるころ、よっすぃ〜が帰ってきた。
なんか、すごい疲れてる?

「よっすぃ〜?」
「なんか疲れちゃった…寝ていい?」
「うん…。大丈夫?」
「大丈夫だよ、心配するな」

そういってくしゃくしゃっと頭を撫でてくれるけど、
なんかとても切なくて、
早々に寝入ってしまったよっすぃ〜の顔をじっと見ていた。


ケホケホ…


ベッドに突っ伏して、うとうとしてた私は、
よっすぃ〜が咳込む声で目が覚めた。


「よっすぃ〜?」
「…ケホケホケホ…ゲホゲホゲホゲホ…」
「大丈夫?」

よっすぃ〜は返事ができないくらいに咳込んでて、
私はあわててよっすぃ〜を抱き起こした。
ねえ、どうしちゃったの?
もうすぐオペの日だよ?
暫く、絶え間なく咳込んでたよっすぃ〜の
口を押さえていたタオルが赤く染まっている。

「よっすぃ〜! 血…。病院…」

あわてる私の腕をよっすぃ〜が掴んだ。

「大丈夫…喉が…喉が切れただけだから…」
「でも…」
「明日で仕事ラストだから…。乗り切りたいから…。
お願い…」

涙が止まらなかった。
私も…よっすぃ〜も…
抱き合って…強く抱き合って、この日は眠った。


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