「んぐ…けほけほ…げほげほげほ」

ハロモニの楽屋、よっすぃが遊びに来てくれて、
一緒にお弁当食べてたんだけど、喉に詰まったのかよっすぃムセちゃったんだよね。

「大丈夫?」

私は慌ててよっすぃの背中をさする。
口にモノ入れたままだから、むちゃくちゃくるしそうで、
私はタオル渡して「だしちゃいな?」って言ったんだ。
もー子供みたいじゃんとか言ってたんだよね。



「最近よくムセちゃうんだよね」
「なんで?」
「わかんね。慌てて食い過ぎなのかな」
「ちゃんと噛んで食べなよ?」

そんな会話を交わしてた
。 何も考えずに。





「ねえ真希ちゃん、会えない?」


ここんとこ、頻繁にそう言ってよっすぃから電話が入る。
スケジュールが合わなくて、なかなか会えなかった日々がうそのように、
よっすぃは無理矢理に時間作ってまであいにきてくれた。
来たからって何をするでもなく、
「最近風邪がぬけなくてさあ、咳が取れないんだよ」
そんな会話をしながら よっすぃ〜はだるそうに私の肩にもたれてた。


「煙草、吸いすぎなんじゃないの?」
「んー、そうおもってやめてるんだけど」
「それでも治んないの?」
「うん」
「お医者さん行ったほうがいいんじゃないの?」
「やだもん」
「やだってよっすぃ〜…」
「ねえ、今日泊まっていっていい?」
「いいけど…」
「帰るのだるい」


私といたがるのは、こうやって弱いところ出せるから楽だかららしい。
そう言ってくれるのはうれしいけど、マジで心配だな…。


夜中、私の隣で寝ていたはずのよっすぃ〜が
ふと気づくといなかった。

「あれ? よっすぃ〜?」

目を凝らすと、部屋の隅でうずくまってるよっすぃ〜。

「どうしたの?」
「咳、出るから…。真希ちゃん起こしちゃうとおもってさ」

そういいながらも掠れた咳を繰り返すよっすぃ〜。
聞いてる方が苦しくなるほど断続的に咳込んでる。


「ねえ、いつもそうなの?」

返事ができずによっすぃ〜はうなづくだけ。
10分ほど、そうしてたのかな、よっすぃ〜が立ち上がった。

「どうしたの?」
「…吐いてくる」

どうやら咳込みすぎて気持ち悪くなったみたいで、
よっすぃ〜はふらふらとトイレへ行く。
心配で、ドアの前で待ってたら、
咳込む声と何回か水を流す音が聞こえてきて
そのあと、よっすぃ〜がふらふらしながら出てきた。


「真希ちゃん…」
「何? どうしたの?」
「血、吐いた」
「…へ?」
「病院、行ったほうがいいよね?」
「当たり前だよぉ」

どうしていいかわからなくて、
とりあえずお義兄ちゃん起こして、車出してもらって
救急病院へと急いだ。
手が震えて止まらない。
のども異常に乾いてきた。
お義兄ちゃんが買ってきてくれたコーヒーに口をつけたけど
味がしなかった。



暫くして処置の終わったよっすぃ〜が出てきた。


「今日、一泊入院だって」
「まじ?」
「うん。で、近いうちに精密検査らしい」
「……」
「そんなかおすんなよぉ」

わしゃわしゃって、私の頭をなでるよっすぃ〜。

「一緒にいていい?」
「今日?」
「うん」
「いいよ。その方があたしも嬉しい」

しんどいのに穏やかに微笑むよっすぃ〜。
もう、自分の運命悟ってたのかな…。

[★高収入が可能!WEBデザインのプロになってみない?! Click Here! 自宅で仕事がしたい人必見! Click Here!]
[ CGIレンタルサービス | 100MBの無料HPスペース | 検索エンジン登録代行サービス ]
[ 初心者でも安心なレンタルサーバー。50MBで250円から。CGI・SSI・PHPが使えます。 ]


FC2 キャッシング 出会い 無料アクセス解析