SIDE HITOMI


事務所近くのカフェで時間をつぶす。
はあ…なんだかなあ。
昨日のごっちんの感触が忘れられない。

昨夜、アヤカとまいちんと、アヤカの家でまったりしてたら唐突にあたしの携帯がなった。
出たらごっちんで、なんかすっごい酔っ払ってて
「よっすぃ〜、迎えに来てえ〜」
なんて言ってた。
アヤカたちと一緒だからだめだって言ったんだけど
アヤカたちが「行ってあげなよ」って言ってくれて
仕方ないから迎えにいったんだ。
ごっちんはべろべろってくらいに酔ってて
そんなんじゃタクシーも停まってくれるわけなくて
まだ電車走ってたから、電車に乗った。
泥酔状態のごっちんを、後藤家につれて帰れるわけもなく、
あたしの家につれて帰る。
最寄り駅について、歩けないーって言うごっちんをおぶって
もう少しで家に着くってときに、何も前触れもなくゲロられた。
あぁ…もう…。

家に着いて、ごっちんの服を脱がせて洗濯機に放り込んで
自分のも脱いだら、ごっちんにベッドに引っ張り込まれた。
まっぱなくせに、あたしにむぎゅうって抱きついて、
胸があたるじゃんかよう…
あたしもまっぱだってのに、どうしたらいいんだ、この状態。



朝、起きたら、ごっちんはぜんぜん覚えてなくて
妙に意識しちゃったあたし、馬鹿みたいじゃん。
だってやわっこくて、いいにおいして…
すごい気持ちよかったんだもん。
まるで一線越えたばかりのカップルみたいに
離れたくなくって、事務所まで送っていくって言っちゃった。
満員電車の中では必死でごっちん護って
ってか、押されるからすっごい距離が近くって
なんか妙にどきどきした。
どうすんだよ、親友なのにさ。
駅に停まって、また押されて、
とうとう、あたしの腕の中にすっぽりと収まっちゃったごっちん。

「ひーちゃん、ごめん…」

外で「よっすぃ」って呼ぶと周りの人に気づかれるからって呼んでくれる「ひーちゃん」が
このときばかりはどきどきを増長させる原因となった。
ごっちんはあたしに体重かけないようにがんばってくれてるんだけど、
二日酔いなのにしんどいよね?

「いいよ、もたれな?」
「うん、ありがとね」

神様、どうか、このどきどきがごっちんに聞こえませんように…。



事務所に着いて、別れるときに
なぜかすっごい切なくなって…。

「また、早く終わりそうなときは連絡して」

なんて言ってるあたしがいて…。
ごっちんと離れたショックからは完全に立ち直ってるはずなのに…
何だろう、この気持ちは…。
たった今、ごっちんと別れたばっかりなのに
無性にごっちんと会いたくなって…。
ったく、あたしは発情した中高生男子かっつうの。
たかが裸で抱き合って寝ただけじゃん!
何で忘れらんないんだよ…。

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