美容室について、私はママに言われたとおりのオーダーを告げた。
「彼女の方はモーニング娘。のよっすぃーみたいな感じで」
「げ…」
「げ…って不満?」
「だってよっすぃーの顔苦手だよ。バタ臭いし」
あんたも充分バタ臭いって思ったのは内緒ね。
出来上がってきたひとみは、めちゃくちゃかわいかった。
限りなく金に近い茶髪も似合ってる。
「これ、してみて?」
私はこの前内緒で作っておいたカラコンをひとみに渡した。
「ハーフみたい…」
ひとみはその顔付きとあいまってまじでハーフみたいだった。
グレーのカラコンをしたままのひとみを連れて、撮影スタジオに向かった。
「おはようございまーす」
「おお、真希ちゃんおはよう」
私にとっては馴染みのスタッフばっかりだ。
「なんか今日新しい子来るんだって?」
「うん、この子」
私の後ろに隠れてるひとみを引っ張り出す。
「おお、君かぁ」
「かわいいでしょ?」
みんなが口々にひとみのことをかわいいって言うのが誇らしかったりして。
今回のショーで私たちが着るのはユニセックスな服。
だからプレス用のイメージカットも中性的なイメージで撮影が進む。
「真希ちゃん、ひとみちゃん、もっとぴたってくっついて」
カメラマンの注文に、私たちはほぼ抱き合うような距離までくっついた。
あ…ひとみ、すごいいい匂い…。
それはシャンプーとかそんな感じのかおりじゃなくて、
明らかに香水のそれで、ひとみみたいな子が香水をつけているのが何か意外だった。
[★高収入が可能!WEBデザインのプロになってみない?!
自宅で仕事がしたい人必見!
]
[ CGIレンタルサービス | 100MBの無料HPスペース | 検索エンジン登録代行サービス ]
[ 初心者でも安心なレンタルサーバー。50MBで250円から。CGI・SSI・PHPが使えます。 ]