見上げると心配顔のひとみ。


「…ひとみ?」
「気がついた?」
「うん…」
「よかった…。真希さぁ、丸一日、目覚まさなかったんだよ?」
「ごめんね、心配かけたでしょう?」


私の声が聞こえたのかママが入って来た。


「気がついたのね」
「うん…」
「ひとみちゃんがおぶって帰ってきてくれたのよ」
「そうなの?」


ひとみはテレくさそうにうなづいた。


「熱が40度あって驚いたわよ。
ひとみちゃんなんて、熱いんだって泣きながら帰って来たのよ」


あら、ひとみ、真っ赤だし。



ひとみはそのあともずっと看病してくれた。
熱がさがって、私が再び学校にいける日が来た。
学校ではプリントを一枚もらった。
最終希望進路の手紙だった。


「真希はどうするの?」
「進路?」
「うん」
「ひとみは?」
「あたしは…いや、やっぱやめとく」


何を言いかけたんだろう…。
そこから先、家に帰るまでひとみは一言も発しなかった。


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