その日、下校時間をめがけて、私はひとみの前の高校へと出向いた。
校門の近くで、誰に声かけようか迷ってたら、みんながじろじろ私を見ていく。
…何なの?
喧嘩でも売られるの?


「あの子かわいい〜」
「誰かの彼女かなあ」


…まじですか。
ああ、そういえばひとみ、もてまくってるって言ってたっけ。
そう言うノリなんだね、ここ。



「ねえ、紗耶香って知ってる?」


私は通り掛かった子に声かけてみた。


「あ、市井さんの彼女さんですか?」
「いや…吉澤ひとみを探してるんだけど」
「吉澤さんの彼女さんかぁー、やっぱかわいいねー」


なんか調子狂うな…。


「吉澤さんは引っ越しちゃったけど、
市井さんの住所ならわかりますよ」


その子達に紗耶香さんの家を教えてもらって、先を急ぐ。
住所の場所にあったのは三階建てのハイツ。
紗耶香さんのへやは二階らしい。
…カーテンが閉まっている。いないのかな…。
そう思ってたら紗耶香さんが…。
私は慌てて電柱の影に隠れた。
紗耶香さんは両手にいっぱいの買物袋を下げている。
間違いない。ひとみはここにいる。
だって買物の中にひとみの大好きなべーグルがあったから。
決めた。
待つことにしよう。
ひとみが出掛けるとき、それがチャンスだから。
それまで待ってよう…。


[★高収入が可能!WEBデザインのプロになってみない?! Click Here! 自宅で仕事がしたい人必見! Click Here!]
[ CGIレンタルサービス | 100MBの無料HPスペース | 検索エンジン登録代行サービス ]
[ 初心者でも安心なレンタルサーバー。50MBで250円から。CGI・SSI・PHPが使えます。 ]


FC2 キャッシング 出会い 無料アクセス解析