高校三年の夏、私に姉妹ができた。



「真希、今夜レストランで食事しましょう。会ってほしい人がいるの」



ママが突然そんなことを言い出した。

私のママは服飾メーカーのトップデザイナーで、
シングルマザーで私をここまで大きくしてくれた。
今でこそ珍しくないシングルマザーも、私が産まれたころは珍しく、
いろいろ風当たりも強かったらしいけど、立派に私を育ててくれた。
そんなママが生涯の伴侶を見つけたって言うんなら、私は喜んでママを祝福したかった。

約束の時間、レストランに行くと、まだ相手の人は来てなかった。
「ねえ、ママ、どんな人なの?」
「え?」
「ママの彼氏」
「優しい人よ」
「そっか。ママ、幸せそうだね」
「そうね、幸せよ」


いつも女手一つで私を守ろうと肩肘張ってきたママの、初めて見る柔らかい表情だった。


「あ、そうそう。真希に姉妹ができるわよ」
「へ?」
「あなたより半年向こうがお姉さんだけど、同い年よ」


聞いてないよ…。
ママが結婚するのは大歓迎だけど、私にお姉ちゃんができるって?
ありえない…。


「あ、いらっしゃったわ」


ママの声に顔をあげるとダンディな男の人が。
ってかフツーにママが羨ましいんだけど。


「真希、こちらがママの恋人の吉澤さんよ。で、隣がお嬢さんのひとみちゃんよ」


…まじですか…。
ダンディなお父さんからは想像つかないほどの…
一言で言えば「イモ」。
寝癖の残るショートカットの黒髪に、瓶底眼鏡。
服のセンスはバラバラで、クラスメイトだったらぜったい仲良くなれないタイプ。
はぁ、先が思いやられるよ。

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