しばらくしたらいい匂いが漂ってきた。
目を開けると後藤さんが美味しそうな梅入りのお粥を作ってくれていた。


「旨そう…」
「食べられそう?」
「うん」


じゃあって後藤さんが起こしてくれて、さらにあーんて。
絶対あたし、顔赤いよ。

「美味しい?」
「うん、すっごく」


さっきまで具合悪かったのが嘘のように、全部たいらげてしまった。


「ごちそうさま、旨かった」
「ほんと?よかった」


そう言って笑顔になる後藤さんがまぶしかった。


夜−。


体調がよくなったから、メインリビングで夕飯を取ることにした。

「ねえ」
「何?」
「校長も一緒?」
「当たり前じゃん」
「…緊張する」
「嘘ぉ、だめだよ?」


そう言ってテーブルの下で手を握ってくれた。
不思議なことにそれだけですぅーっと心が落ち着いてくる。
あたしにとっての後藤さんはある種薬みたいな感じだ。
ずっと手を握っていてくれたおかげで、校長が帰って来ても、緊張は最低限で済んだ。
暫くお世話になりますって挨拶して、
私の部屋で面倒見ます。って言う後藤さんに苦笑いしてた。
ん?
待てよ?
苦笑いってことは過去にもあるのか?
そう思ったらすげえいやな気持ちになった。

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