「どうしたの?何かあった」
「高校だからないと思ってたのに」
「何の話?」
「参観」
「あぁ…。不安なの?」


後藤さんの話しでは高校にも関わらず、年度頭に参観をやるらしい。
教育熱心な学校だから仕方ないけど…。

参観日の2週間も前から授業内容を考えて、準備して。
なのに夜が来ると不安になる。
それでも平気そうに取り繕って。
毎晩、後藤さんが寝てからベッドを抜け出して、
別に何をするわけでもないのに、机に向かって教科書を開く。
活字はもちろん頭に入ってこなくて、
ただぼーっと後藤さんの寝顔をみてた。
かわいいななんて思った。

…キスしたい。

唐突にそう思った。
嘘だろ?
ありえねえ…。
でも、理性は本能に勝てなくて、
あたしは寝ている後藤さんの唇にそっと触れた。
すごい柔らかくて、いい匂いがして、
幸せな気持ちでいっぱいになった。

…あたしは後藤さんのことがすきなのか?
麻琴っていう恋人がいながら?
でも、そうやって悩んでる間は、
参観のことは忘れることができたんだ。
翌朝、あたしは後藤さんの顔をまともに見れなかった。

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