一人で通う学校ヘの道、
やっぱ、気持ちわるくなってきた。
駅から学校まではめちゃめちゃ近いのに、
わずか五分の距離があたしに重くのしかかる。
学校についてトイレに直行して。
食べてないからなにも出ないんだけど涙目になって苦しんだ。
トイレから出たところで、後藤さんと会った。
「先生、具合悪くなったの?」
「面目ない…」
「大丈夫?」
「めちゃ気持ち悪い…」
なさけないのと、気持ち悪いのとで目が潤んでしまう。
「休み時間は、屋上においで?」
「うん…」
別れ際、「がんばれ」そう後藤さんの口が動いた。
朝のホームルームとか、目が合うたびに後藤さんが笑顔を返してくれて、
なんとか落ち着くことができた。
そして休み時間、あたしは屋上で後藤さんを待つ。
「遅くなってゴメン」
後藤さんは息を切らせて走ってきた。
手を出して手を握ってもらう。
「薬みたいだ」
「?」
「後藤さんのそばにいると不安がとんで行くから不思議だ」
もうあたしが先生だとか、
彼女か生徒だとか言うことはどうでもよかった。
あたしは後藤さんなしでは日常生活が送れないんだ。
[★高収入が可能!WEBデザインのプロになってみない?!
自宅で仕事がしたい人必見!
]
[ CGIレンタルサービス | 100MBの無料HPスペース | 検索エンジン登録代行サービス ]
[ 初心者でも安心なレンタルサーバー。50MBで250円から。CGI・SSI・PHPが使えます。 ]