「あの…」
「ん?」
「トイレ行ってきます…」
「ここの使えばいいよ?」
「でも…」
「大丈夫。吐いていいよ」
私はよっすぃ〜をトイレへ促した。
辛そうに胃の中のものを吐き出すよっすぃ〜。
背中を摩ってやるだけしかできない自分がもどかしい。
「すいません…」
胃の中のものを吐きつくしたよっすぃ〜が顔を上げる。
「いつもなの?」
「練習のあとは…」
「そこに横になって」
私は診療台に横になったよっすぃ〜の、内臓のツボを丁寧にマッサージした。
この時ばかりは後藤将希の腕のよさに感謝した。
余程気持ちよかったんだろう。
途中からよっすぃ〜は気持ちよさそうに寝息をたて始めた。
「よっすぃ〜…ごめんね?」
よっすぃ〜が精神的に参っちゃってるのは、間違いなく私の事故のせいだ。
よっすぃ〜は後藤将希がの中身が私だって気付いてないけれど、
私の手で癒してあげたい。
「あ…ごめんなさい…」
よっすぃ〜が目を覚ました。
「最近寝てないんでしょ?よく寝てたよ?」
「わかります?」
「凄く」
「面目ない…」
「練習のあとはいつもくればいいさ。疲れを取ってあげることくらいできるから」
そしてよっすぃ〜は練習のあとは必ず私のところへ来るようになった。
[★高収入が可能!WEBデザインのプロになってみない?!
自宅で仕事がしたい人必見!
]
[ CGIレンタルサービス | 100MBの無料HPスペース | 検索エンジン登録代行サービス ]
[ 初心者でも安心なレンタルサーバー。50MBで250円から。CGI・SSI・PHPが使えます。 ]