よっすぃ〜を連れて、アリーナに戻る。
観客がよっすぃ〜コールで出迎えてくれる。
よっすぃ〜をセレモニーに送り出してベンチに戻ると、
北澤さんに声をかけられた。

「吉澤さんどう?」
「多分大丈夫です。一応念のためあとで病院連れていきますけど」
「よろしくお願いします」

セレモニーが終わり、よっすぃ〜が戻ってきた。

「吉澤、病院行くぞ」

マネージャーが声をかけてる。
よっすぃ〜はと言うと、何か言いたげに私を見てて…。
すげえかわいいんですけど。

「あ、俺行きます。あとで事務所に送りますんで」
「申し訳ないです。お願いします」



タクシーに乗る。
緊張感が解けたのか疲れた表情を見せるよっすぃ〜。
私はそっとよっすぃ〜の手を握った。
安心したように私の肩にもたれてくるよっすぃ〜。

「ちゃんと別れてくるから」
「うん」
「今日、ちゃんとしてくるよ」
「無理しないでね?」
「うん」


そして、私は病院を終え、
よっすぃ〜を事務所に送って行ってすぐに、自分のマンションへ行った。
案の定、合い鍵を使って鈴香は中に入っていた。


「返してくれ」
「何を?」
「鍵だよ」
「いやだ」
「おまえ、今日の、わざとだろ」
「人聞き悪いなあ」
「とぼけたってわかるんだよ」
「自分の彼女を悪く言うわけだ」
「ごめん。でも今日のは許せない」
「まーくん…私はまーくんのことが好きだから…」
「わかってる。わかってるんだけど…」
「なんかまーくん変わった。前は私にベタぼれだったのに、
なんであんな男みたいな子がいいわけ?」
「彼女はそんな子じゃないよ。中身は人一倍女の子だよ」
「まだ子供じゃん」
「ごめん…」

確かに後藤将希は中身が変わってしまったから。
将希が愛してるのは吉澤ひとみだから。

「殴っていいよ。最低な男だって罵ってもいい」
「まじで殴るわよ?」
「いいよ」

何発もビンタされた。
最後は鈴香も泣きながら叩いていた。
「最低男」最後はそう罵られた。
それでも、鍵を置いて出ていくとき、

「吉澤さんに『ごめん』って言っといて」

って言ってくれたのが救いだった。



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