「もっと一緒にいたいです」


えええーー!まじっすか!
よっすぃ〜に告られちゃった。

なんて返せばいいの?
本当はめちゃくちゃ嬉しいくせに、

「俺のこと『後藤さん』って呼んでよ」

なんて意地悪言っちゃってた。

「え?」
「よっすぃ〜さ、俺のこと『ねえ』とか『あの』とか言って
『後藤さん』って呼んでくれたことないよね?」
「はい…」
「後藤真希ちゃんのことがあるから?」
「ええ」
「俺と一緒にいるってことはその『後藤さん』と一緒にいることになるんだぞ?
乗り越えられるのか?」

少し荒療治かともおもったけれど。
目の前のよっすぃ〜の顔色がだんだん悪くなっていく。

「…大丈夫?」
「気持ち悪い…吐いてきます…」

どうしちゃったんだよ、よっすぃ〜は。
かなりな時間がたって、よっすぃ〜は疲れ切った顔で帰って来た。

「大丈夫?」
「だめなんですよ、あたし…
。 ごっちんの…真希ちゃんのこと忘れたくないのに、
真希ちゃんのこと考えようとすると、頭の中に生々しく蘇るんですよ…。
あの時…真希ちゃんとぶつかった感触とか、
真希ちゃんがゴールポストに頭ぶつけた音とか…
真希ちゃんの頭とか口から流れてた真っ赤な血とか…
全部生々しく思い出して吐きそうになるんです…。
本当はもっと思い出したいのに…。
吐くの辛いから逃げてました。
後藤さんって呼ぶことからすら逃げてました」

よっすぃ〜は目にこぼれんばかりの涙を浮かべて、そう話してくれた。
私は衝動的によっすぃ〜を抱きしめた。
一瞬、躊躇したよっすぃ〜の腕が私の背中に回る。

「本当は俺も君が大好きだよ」
「ずっと…出会った時からこうしたかった…」
「…まじ?」
「なんか初めて会った感じがしなかった…
懐かしい感じがして、一緒にいるのが楽だった」
「ありがとう。最高の褒め言葉だよ」
「…あたしと付き合って下さい」
「俺でよければ」

何かすごい嬉しい。
私が後藤真希だった頃には叶わなかったことが叶っちゃったよ。
まだきっちりと別れてない鈴香のことが気になったけど、
よっすぃ〜と付き合えることの方が嬉しくて、まあいいか、なんて思った。


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