「彼女さんに怒られますかね」
「なんで?」
「あたしなんかと契約しちゃって、一緒にいる時間長くなって」
「別に大丈夫だよ」
「なんで?」
「微妙なの」
「前もそんなこと言ってた」
「だって微妙なんだもんよ」
「ずるいな…あ、ごめんなさい。偉そうに…」
「ううん、別にいいよ。彼女を愛せない俺が悪いんだから」
「愛して…ないの?」
「うん…ってごめんね?こんな話して」
「いえ…」

そう言ってよっすぃ〜は下を向いてしまった。
…まさか…ねえ。
でも、もし仮にそうだったとしても、立場上私からは何も言えないわけだけど。

事務所までよっすぃ〜を送って、事情を説明して。
歌収録のある仕事とライブに帯同することになった。
ガッタスのこの日の練習はもちろんよっすぃ〜は見学で、
私は他のメンバーの練習をみながら、いろいろ筋肉の動きをよっすぃ〜と話した。
私の人格なんだけど、トレーナーとしての知識があるなんて、何か変な感じだ。
気丈には振る舞ってるけど、明らかによっすぃ〜は凹んでて、
笑顔は出るんだけど心から笑ってない。
私はまた夜に電話するとよっすぃ〜に告げて、この日の仕事を終わらせた。



そして仕事が終わり、私は恋人の元へ向かった。
私のマンションで待っていた鈴香は、明らかに不機嫌顔。
私は修羅場を覚悟した。

「どういうつもり?」
「どうって…別に」
「なんで帰ってこなかったの?」
「痛がってるの、置いて帰ってこれるか?」
「だって仕事でしょ?」
「ああ、お客さんだよ?」
「じゃあなんでそこまで面倒見なきゃいけないの?」
「それは…放っておけないんだよ…」
「私とどっちが大事?」
「ごめん…今は仕事の方が大事だ。鈴香、振ってくれていいよ?」

最低な男だよね。
鈴香は何も言わずに部屋を出て行った。
「また来るから」そう言い残して。

どっと疲れた。
無性によっすぃ〜の声が聞きたくなった。


「もしもし」
『あ、こんばんわ』
「何してた?」
『動けないからベッドの上でぼーっと…』
「そっか…。痛む?」
『薬が切れたらかなり』
「また明日ちゃんとケアしてあげるからね」
『ありがとうございます。…なんで…』
「ん?どうした?」
『なんであたしばっかりこんな目に会うんだろ…』
「こんな目?」
『ごっちんとの事故があって…だからごっちんの分も頑張ろうって思ったら怪我して
…もうどうしていいかわからない…』

よっすぃ〜は電話の向こうで泣いていた。

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