…あたし?
あたしは思わず持っていた荷物を下に落としてしまった。
物音に気付いた安倍さんがドアを開けに来た。

「あ…よっちゃん…」

気まずそうに視線を逸らす安倍さん。
あたしは構わずごっちんのそばに行く。

「ねえ…あたしのこと、覚えてないの?」
「よっすぃー…」
「そうだよ」
「教えてもらったの」
「え?」
「あなたがよっすぃーって呼ばれてること教えてもらったの」

あなたって呼び方に、無性に腹が立った。

「あなたってなんだよ!よっすぃーって呼んでくれてたじゃん!
ひーちゃんって呼んでくれてたじゃん!」
「よっちゃん、落ち着いて」

安倍さんになだめられる。

「他の子たちは覚えてるんだよね?」
「うん…」
「あたしに関する記憶だけ欠落してるってわけ?」
「うん…」

ごっちんは気まずそうに下を向いた。

「ごめんね?なっつあんからすごい仲良かったんだよって聞いた。
私がいつもよっすぃよっすぃって言ってたのも聞いた。
なのに…。酷いヤツだよね、私」
「そんな言い方するなよ…」
「こんなかわいい子が仲良しだったなんて、私も鼻が高いな」

かわいいなんて言われても、ちっとも嬉しくなかった。

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