まいちんのマンションの前まで行ったとき、
あたしは彼女がマンションからでてくるのを見つけた。
声をかけようと近づいたら…

「…ごっちん?」

まいちんの左手は、しっかりとごっちんの右手を握っていた。

「何やってんの?」
「あ…」
「どういうこと?昨日泊まったの?」

まいちんもごっちんも気まずそうに下を向くだけだ。
あたしは自分の心の中がふつふつと沸騰するのがわかった。
あたしは握り締めた拳で、近くの壁を思いっきり殴った。
鈍い音と痛みが走る。


「ごめん、よしこ、これは…」
「聞きたくねえ…」

あたしは走ってそこを立ち去った。
信じてた親友と、信じてた恋人に裏切られて……
裏切られた?
別に何かしてたって確定したわけじゃない。
あたしが一人相撲とってるだけだ。
恋人も親友も信じれないあたしは最低だ。


あてもなく、あたしはさまよい歩く。

「よっちゃん?」

あたしを呼ぶ声に顔を上げたら、
心配そうな顔であたしを見つめる安倍さんがそこにいた。

「安倍さん…」
「手、血が出てるよ?」
「大丈夫っす…」
「ねえ、どうかした?」

あたしは安倍さんに全て話した。
安倍さんはあたしの手に自分のハンカチを巻いてくれながら話を聞いてくれた。

「泣く?」
「へ?」
「つらかったら泣いていいんだからね」

優しい笑顔でそんなことを言われて、あたしの涙腺は堰を切った。
あたしが泣いている間中、安倍さんはずっとあたしを抱きしめててくれて…。
すごい暖かった。

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