次の日、あたしはごっちんを呼び出した。
「あたしのこと思い出した?」
ごっちんは首を横に振る。
「思い出してないのに呼ばれたら来ちゃうわけだ」
悪態をつくあたし。
ごっちんは返答に困ってる。
「思い出せよ、あたしたち、キスしたんだぜ?
エッチもしたんだぜ?なのにあたしだけ思い出せないなんてなんだよ。
ひどいじゃんか」
記憶をなくした人間に、無理矢理思い出させるなんてタブーだ。
それくらいわかってるのに、キレたあたしは止まらない。
執拗にごっちんを攻め続けた。
「思い出せないならキスでもしてみる?そしたら思い出すかもよ?」
そんなことを言って、あたしはごっちんに近づいた。
「よっちゃんやめな!」
安倍さんの声がした。
「まいちゃんから電話もらっておかしいと思ってあと着いて来たら、なんだべさ!」
あたしが手を緩めると、ごっちんはまいちんの胸に飛び込んで行った。
あたしはがっくりと膝から崩れ落ちた。
「あたしのごっちんなのに…」
わけもなく涙が止まらなかった。
「よしこ、しばらく仕事以外でごっちんと会わない方がいい」
まいちんに言われた。
「しばらくっていつまで?」
「ごっちんに対して冷静になれるようになるまで」
「わかった…」
一週間、
二週間、
一ヶ月…。
今まではそれくらい会えなくても平気だった癖に
会えない事実にイライラした。
どうしても我慢できなくて、せめてどんな様子かでも聞こうと思って、
あたしはまいちんの家に向かった。
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