数日後、ごっちんが退院することになった。
ちょうどハロコンのリハが始まっているので、そこに挨拶にくるらしいのだ…。
違う意味で、あたしはごっちんが来るのをドキドキして待ってた。
ごっちんが来た。
前と何等変わらない風景だ。
ごっちん自身も外見はまだ取れてない包帯を除けば以前のままだ。
ただ一つ、ごっちんがあたしに絡みに来ないことを除けば…。
あたしがいなけりゃ他の子達と絡みづらい癖に、
なんてタカくくってたあたし。
だけど…
リハが進むうちに、ごっちんはよりによってまいちんに懐いたんだ。
あたしに関する記憶がすっぽり抜けてるってことは、
あたしとまいちんが親友だってことも知らないわけで、
こんがらがってわかんなくなる前に、あたしは全てをまいちんに話した。
話を聞いたまいちんはごっちんに同情して、
懐いてくるごっちんと可能な限り一緒にいることにしたらしい。
まいちんはあたしと二人で遊ぶときも、アヤカも交えて、三人で遊ぶときも、
ごっちんを連れてくるようになった。
「まいちんとよっすぃってなかいいんだね」
そんなことを言うごっちん。
わざとじゃないってこと、わかってる。
だけどひねくれて取ってしまうあたし。
「そうだよ、私とアヤカとよっすぃはなかいいの。
それと同じくらいよっすぃとごっちんも仲良かったんだよ?」
まいちんは何も知らない子どもに教えるようにやさしくいろいろ教えてる。
あたしは自分が物凄くちっぽけな人間に思えて嫌悪感を覚えた。
「まいちん、今日遊べる?」
『ごめん、今日私、病院行かないといけないんだ』
「病院?どっか悪いの?」
『ううん、ごっちんの付き添い。今日検査で不安なんだって』
限界だった。
ごっちんが甘える相手はあたしだろ?
何間違えてんだよ。
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