昼間、仕事にも身が入らなかった。
夜になって、よしゃいいのにあたしはまいちんに電話をした。
それも自分の電話だと出てもらえないだろうって、
ミキティの電話を借りて。
出たのはごっちんだった。


「あれ?」
『まいちんの電話だよ、ミキティ』
「そう…まいちんは?」
『シャワーだよ…って…よっすぃ?』
「うん…」
『何でミキティの電話?』
「ほら、今朝喧嘩しちゃったじゃん?あたしの電話だと出てもらえないと思って」
『ごめんね、私のせいで』
「ううん、ごっちんは悪くないよ?ねえ、まいちんと代わって?」
『シャワーさ、今入ったばっかりなんだ』
「まいちんがこんな時間にシャワーするなんて珍しい」
『汗かいちゃったから』

汗?
なんでこんな時間に汗かくのさ。
だけどそんなこと聞けるわけないよね。
ごっちんは決して愛のない相手を抱いたりしない。
つまりそういうことをしたんなら、
ごっちんの心の中心にいるのはあたしじゃなく、まいちんってことになる。
そうなったんならもう、ごっちんはあたしを思い出さない方がいい。
思い出してしまったら、あたしとまいちんの間で苦しんでしまう。
今の時点であたしは負けなんだ。
恋人であったあたしをわすれていても、
あたしに魅力があればまた一からあたしを好きになったはずだ。
でもごっちんはまいちんを選んだ。
あたしはつらくなって電話を切った。
辛くて辛くて、涙が止まらなくて、家族にそんな自分を見られたくなくて、あたしは家を出た。
あてもなく歩いて…気がついたら空がしらみ始めていた。

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