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SIDE AI.T

なんか、あいぼんに背中押されて後藤さんに告ることになってしもうたけど…。
ほんまに大丈夫なんやろか…。
でもね、あいぼんも言ってたように
私はいつの間にか後藤さんとプライベートでも出かけるようになっていた。
これはあいぼんのおかげ。
わたしもあいぼんも一緒やったから。
『デビュー前は後藤さんの大ファン』
それが私とあいぼんの共通項。
二人で後藤さんのこと話してるうちに
「そんなんやったらごっちんと一緒に遊びに行く?」
とか言われて、ありえへんくらいに喜んで。
ドキドキしながら行った最初の三人での休日は
あっけないくらいすんなりなじんで、
「な? ごっちんってやさしいやろ?」
なんて帰り道は私とあいぼんで後藤さんをほめまくり大会やった。
だから、すごいあいぼんには感謝してる。
あいぼんがいなかったら後藤さんと仲よくなんてなれてへんかった。


それから、三人出会うたびに私は後藤さんを好きになっていって
それがLIKEからLOVEに変わるのに時間は要らなかった。
自分ひとりではとんでもないけど無理やって
あいぼんに相談してみたら…
なぜかしら告る羽目になってもうた…
ああ…
今夜からきっと私、寝られんわ…。





「なあ」
「なに?」
「そんなに緊張せんでもええやん」
「だって」
「リラックスしい。笑顔笑顔」

そう言ってあいぼんが私のほっぺたをぐにゅーって引っ張る。

「痛い 痛いって」
「へへへ。気分、落ち着いた?」
「うん、ありがと」

あいぼんの気遣いに感謝した。

「あ、ほら、ごっちん来たで」

私の心音は一気に高まった。

 

つづく


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