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高性能の武器を搭載したがゆえの各箇所にかかる負荷の大きさ、
それに対処すべく筋力アップを要求された後藤は
過酷なまでの筋トレを繰り返す。
結果、脂肪は燃焼し、筋肉と変わっていくのだが…。


「ねえ、やせた?」
「ん?」

いつものように、昼休みは後藤は吉澤と過ごしていた。

「痩せたって、やだなあ…筋肉ついたって言ってよ」
「でもさ、見た感じ痩せたよ?」
「まあね、体重落ちたし」
「大丈夫?」
「落ちたって言っても5キロほどだよ?」
「ちゃんと食べてる?」
「食べてるよ? もー、ひとみは心配性だなあ」


しかし、実際は…。


「あー、つかれた…」

激しい訓練を終えて宿舎に帰った後藤に
料理をする気力などのこってるわけもなく…

「おやすみ…」

服のまま寝てしまうなんて事も日常茶飯事だった。
そしてそのしわ寄せは朝に来て、

「うわっ、遅刻する!!」

朝に風呂に入り、身だしなみを整えると
もう出勤の時間。
カロリーメイトをくわえて飛び出す毎日だった。

つづく

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