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特生自衛隊開発研究室―。
「で、どうなんですか? 吉澤さん。次世代の機龍は」
「そうですね、前回の弱点も踏まえつつ開発を進めているんですが
ゴジラの方もますますパワーアップしていると思うので、
更にこちらもパワーアップしていまして
おそらく今現時点で考えられる最強の状態かと」
「ほう。それは楽しみだな」
「でも…」
「でも?」
「今回は武器類も精密度を増すため
すべてのコントロールは機龍内部からになります」
「完全搭乗型ってわけか…」
「ええ」
「パイロットの負担は?」
「かなり高いと思います。肉体的にも精神的にも
おそらく人間の限界点ぎりぎりかと…」
「危険だな…」
「はい。でもそうでもしないとゴジラに対抗できないかと…」

開発チーム吉澤と、防衛庁次官、機龍隊隊長富樫の話し合いが続く。

「パイロットはやはり?」

富樫が吉澤を見る。

「ええ。後藤さんしかいないと思います。
今の機龍…04式ハイパー機龍を操れるのは彼女しかいません」


「というわけなんだ、ごめんね」
「ううん、仕方ないよ」
「また真希の負担ふやすことになっちゃって」

前の戦いですっかり意気投合した吉澤と後藤は今では大の仲良しである。

「でもさ、ひとみの作った機龍を私以外の人が操るってのもなんかいやだし、
これでよかったのかも」
「ほんと? そう思ってくれる?」
「うん、思うよ」
「訓練さ、できる限りのフォローするから、がんばってね」

次の日から、04式ハイパー機龍搭乗のための訓練が開始された。

 

つづく

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